GTINが変更になる10の基準
既存の商品に変更を加える場合、または新商品を発売した場合のGTIN 設定に当たって、ブランドオーナーは以下の変更原則(Guiding principles)を考慮すべきです。
GTINを変更する場合は、必ず下記に少なくとも1つ以上当てはまる必要があります。
- 消費者や取引相手は、変更した/新しい商品を、以前/現在の商品と区別したいと考える。
- 消費者や取引相手に対する規制/責任開示要件がある。
- サプライチェーンに影響がある重要な変更がある(例:商品の出荷、保管、受領方法)。
さらに、GS1はGTINが変更になる具体的な内容を「10の基準」として、まとめています。
内容 | 単品、最小 取引単位 |
集合包装 |
---|---|---|
【基準1】新商品を発売した場合 | 新しい GTIN |
新しい GTIN |
【基準2】商品表示の変更をともなう成分や機能を変更した場合 | 新しい GTIN |
新しい GTIN |
【基準3】商品表示の変更をともなう正味内容量を変更した場合 | 新しい GTIN |
新しい GTIN |
【基準4】包装の外寸、または総重量の変更程度が20%を超える場合 ※正味内容量の変更はなし |
新しい GTIN |
新しい GTIN |
【基準5】認証マークを追加、または削除した場合 | 新しい GTIN |
新しい GTIN |
【基準6】ブランドを変更した場合 | 新しい GTIN |
新しい GTIN |
【基準7】販促のために期間限定で包装を変更、または景品・試供品を付けた場合 | 変更 なし |
新しい GTIN |
【基準8】集合包装の入数を変更した場合 | 変更 なし |
新しい GTIN |
【基準9】あらかじめ決められた組み合わせ商品の中身を変更した場合 | 新しい GTIN |
新しい GTIN |
【基準10】商品本体に直接表示された価格の追加、変更、削除を行う場合 ※国内ではほぼ適用なし、一部の輸出の場合のみ |
新しい GTIN |
新しい GTIN |
なお、上記は必要最低限のルールであり、以下の場合のように、より細かい商品の違いを区別するために、GTINを変更し新しいGTINの設定が必要になることもあります。
- 商品を販売する国・地域の規制、法令によって、GTINの変更が求められる場合
- ブランドオーナーが、より細かく商品の違いを区別したいと考える場合、あるいは消費者・取引先のニーズに応えるためにGTINの変更が必要であると判断する場合