2D in Retail 標準化情報
推奨シンボルと表現方法
- GTINおよび賞味期限やロット番号などの属性情報はすべてGS1アプリケーション識別子を使って表現します。GS1アプリケーション識別子についての詳細はこちらから。
- 推奨バーコードとその表現方法は下記の通りです。
表現方法 | 推奨シンボルの種類 | イメージ | 検討の要素 |
---|---|---|---|
GS1 element stringシンタックス | GS1データマトリックス | ![]() |
•推奨シンボル•POSレジでの読み取りとしては、すでに欧州・オーストラリア等で実導入が広がっている |
GS1 Digital LinkURIシンタックス | QRコード | ![]() |
•推奨シンボル•消費者への情報提供を目的とする場合は第1選択として検討 |
データマトリックス | ![]() |
•利用可能シンボル |
- 2種類の表現方法(GS1 element stringシンタックスとGS1 Digital Link URIシンタックス)の詳細についてはこちら(PDF)をご覧ください。
シンボルサイズ
- POSレジで読みとられるGS1二次元シンボルはデータが可変長のため、そのサイズはモジュールの寸法で表現します。
- モジュールとは、バーコードシンボルを構成する最小単位のことで、二次元シンボルの場合、一つの黒または白の四角い部分を指します。
- 2D in Retailの対象シンボルで規定されているモジュール幅(X寸法)は最小0.396mm、目標0.495mm、最大0.990mmです。
シンボルの配置
二次元シンボルをJANシンボルと併記する場合、必ずどちらのシンボルにも同じGTINをエンコードします。表示場所については下記の通りです。
二次元シンボルをPOSでの読み取りで利用する場合
- JANシンボルの中心から5cm以内に二次元シンボルを表示します。
- この場合も両シンボルの余白(クワイエットゾーン)は保つ必要があります。
- 上下左右どちらに表示するかは、表示側の裁量に委ねられます。

二次元シンボルをPOSでの読み取り以外で利用する場合
- 両シンボルは隣接せずに表示します(例:パッケージの下部と上部)
目視可能文字
- 目視可能文字(バーコードに入っているデータを文字表記したもの)については、製品パッケージの表示スペースが限られているため、すべての情報を表示することは現実的ではない場合があります。その場合も、GTINは必ず表現します(右図参照)。詳細はこちら(英語)をご覧ください。

シンボルの品質
- シンボルは様々なPOSレジで読み取られる可能性があるため、良好な印字品質で印字することが重要です。そのため、バーコードの品質総合グレードは1.5以上が求められています。バーコードの品質評価についての詳細はこちら(英語)をご覧ください。