物流で使える!GS1識別コード
複数の企業が連携してモノを運ぶ物流においても、GS1標準を使うことで輸送に関するデータを効率的にやり取りすることができます。物流標準化や業務効率化、輸送の可視化に、ぜひGS1標準をご活用ください。
物流でGS1識別コードを使うメリット
■ サプライチェーン全体で活用できる
メーカーから小売まで物流全体で一貫したモノの識別が実現可能。
モノの追跡、トレーサビリティにも。

■ 取引先との個別調整が不要
世界中で重複なく使えるので、各取引先との個別調整が不要。
企業ごとのコード変換やバーコードの付け替え等も不要。
(コスト抑制効果も期待できる)

物流分野で活用が期待されるGS1識別コード

1. 商品の識別コード:GTIN
- GS1が標準化した各種の商品識別コードの総称。
- 商品の供給責任者 (ブランドオーナー) がコードを設定する。
GTINの詳細はこちら
2. 輸送する荷物の識別コード:SSCC
- 物流単位(例:段ボールケースを積みつけたパレット単位等)にシリアル番号付け
- 輸送梱包単位を作った事業者がコードを設定する。
- 物流梱包中の製品情報等は別途ASN等で共有/主に検品作業等の効率化に役立てられる。
SSCCの詳細はこちら
3. 企業や場所の識別コード:GLN
- 組織 (例:企業・法人・事業所・事業部門) や物理的な場所 (例:工場・物流センター) などを識別する。
- 組織・場所のオーナーや主なユーザーがコードを設定する。
- EDIやASNで納品先などの識別に利用される。
GLNの詳細はこちら
4. 物流関連資産の識別コード:GRAI、GIAI
■ GRAI:パレットなどの物流資材
- カゴ台車やパレットなど企業間で繰り返し利用する物流資材を識別する。
- 資産の管理者がコードを設定する。
- 物流資材の在庫/所在管理、メンテナンスなどに活用できる。
GRAIの詳細はこちら
■ GIAI:運搬車両やコンテナ
- 企業や組織の資産を個品単位で管理するための識別番号。
- 物流ではトラックやコンテナなどの資産の識別に利用する。
- 資産の管理者がコードを設定する。
- GTINやGRAI、SSCCと紐づけることで、車両ごとの物流データ活用が可能になる。
GIAIの詳細はこちら
参考資料
■ 物流で使えるGS1識別コード リーフレット
物流に活用できるGS1識別コードをまとめたリーフレットです。
こちらから、ダウンロードできます 。

■ GS1 Identification Keys in Transport & Logistics Guideline 参考日本語訳
GS1本部が提供しているGS1 Identification Keys in Transport & Logistics Guideline(PDF)の日本語訳です。こちらからダウンロードできます。
注意事項
- 不特定多数の方がアクセスできるWebサイトへの掲載など、二次配布はご遠慮ください。
- 日本語版は参考訳であり、内容は常に英文が優先されます。

お問い合わせ先
ソリューション第1部
solution@gs1jp.org