GS1 QRコード
GS1 QRコードとは?
GS1 QRコードは、GS1アプリケーション識別子(AI : Application identifier)を使用して、所定の方式でデータをQRコードに表現したものです。一般的なQRコードと区別して、GS1 QRコードと呼びます。
「QRコード」はデンソーウェーブの登録商標です。
近年、一次元シンボルよりも情報を省スペースに表すことができる二次元シンボルの活用が期待されています。たとえば、食品原材料分野では、日付やロット単位で管理を効率化するために、GS1 QRコードの利用が広がってきています。また、流通段階での賞味期限の確認作業を効率化するツールとして、一般消費財のケース単位への適用にも期待が高まっています。
GTINとURL等を書き込んで、モバイルでさまざまな情報を提供することもできます。
GS1 QRコードにエンコードする情報の形式
GS1アプリケーション識別子のルールにしたがって、GTINや賞味期限、ロット番号、URLなどの情報を表します。このとき、他のGS1標準バーコードと同様に、GS1標準バーコードであることを示すFNC1を先頭に置く必要があります。
FNC1についての詳細はこちらをご覧ください。
GS1 QRコードのサイズ
GS1 QRコードは正方形フォーマット全体で40種のサイズがあり、最小21x21モジュール、最大177x177モジュールです。これに4モジュールで周囲を取り囲むクワイエットゾーンが必要です。実際のサイズはモジュール幅によって決定されます。モジュール幅は、シンボルの作成、読み取り装置の対応能力などを勘案し、使用目的などによって定められています。GS1 QRコードの仕様の詳細はGS1総合仕様書や、ISO/IEC18004、JIS X0510を参照してください。
GS1 QRコードを段ボールに直接印字する場合
GS1 QRコードをインクジェットプリンタ等で段ボールに直接印字する場合、段ボールの色(茶色)や表面の粗さが印字品質に影響する可能性があります。当財団では、「段ボールケースへのGS1 QRコード直接印字検証プロジェクト」を実施し、留意点をまとめました。詳しくはこちらをご覧ください。
お問い合わせ先
ソリューション第1部 グロサリー業界グループ
aidc@gs1jp.org