GS1二次元シンボルを活用した
日付情報の管理(集合包装)

 

一般消費財の集合包装(ケース単位)の入出荷、在庫管理等にGS1 QRコード等のGS1標準シンボルを活用しませんか。
GTIN(商品識別コード)に日付情報(賞味期限や製造日等)やロット番号などを組み合わせたGS1標準バーコードを段ボールなどのケース単位に表示することにより、正確でスピーディな賞味期限チェック・ロット番号の記録作業への利用や、トレーサビリティへの活用が期待できます。

イラスト:ダンボール

 

イラスト:フォークリフト

ケース単位への日付情報等のバーコード表示ガイドライン

現在、集合包装に表示された日付情報等は、多くの場合、目視確認を行いハンディスキャナ等に手入力することによってシステムに取り込まれます。しかし、表示方法がさまざまであるため、作業効率が低下している状況が発生しています。
そこで、当財団では「ケース単位への日付情報等の表示ガイド作成検討分科会」を立ち上げ、日付情報等をバーコード化する際の標準について製・配・販の各社と検討し、2020年9月に「ケース単位への日付情報等のバーコード表示ガイドライン」を発行しました。

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主な想定読者

一般消費財・食品を製造するメーカー、それらを取り扱う卸売業や物流企業、小売企業、ソリューションプロバイダー等

日付情報等のバーコード表示のメリット

商品のケース単位に日付情報等のバーコードが表示されることにより、入荷側の卸・小売業はもちろん、出荷側のメーカーにもメリットがあります。

メーカー(ブランドオーナー)の期待効果

  • パレタイジング時にロットチェックを行うことによる、ロット混載の防止
  • 商品の一時保管場所の移動時の、製造日、ロットのチェック
  • ロット別、日付別の出荷先記録、管理
  • ロット別、日付別の在庫管理

卸売業、小売業の期待効果

  • 入荷検品作業時間の短縮、トラック待機時間の短縮
  • 正確な賞味期限情報の効率的な記録、保管
  • 在庫情報の精度向上による出荷時の日付逆転防止の徹底
  • 賞味期限別の在庫管理(先入れ先出しの徹底)

集合包装への表示例

画像:集合包装への表示例

データ表示内容

本ガイドラインでは商品コード、製造日、期限情報(賞味期限、消費期限、有効期限、使用期限)、ロット番号をGS1 QRコードなどのGS1標準バーコードで表すこととしています。 詳しい内容については、本ガイドラインをご覧ください。

活用事例

六甲バター株式会社

チーズ等の製造販売等を行う六甲バター株式会社では、商品の段ボールケースにGTIN、製造日、賞味期限、ロット番号などを表したGS1 QRコードを生産ライン上で印字しています。
GS1 QRコードを活用することで、同一商品・同一ロットの確実なパレタイズ、配送デポまでのケースレベルのトレーサビリティを実現しました。トレーサビリティの方法や活用メリットについては、こちらをご覧ください。

リーフレット:加工食品メーカーの自社内トレーサビリティにおけるGS1標準バーコード活用事例

図:同一商品・同一ロットの確実なパレタイズ、配送デポまでのケースレベルのトレーサビリティ

お問い合わせ先

ソリューション第1部 グロサリー業界グループ
aidc@gs1jp.org